−和田選手の栄光の軌跡−

ここからは、和田選手の軌跡を短く振り返ります。



1985年7月11日 中日戦 プロ初打席はフォアボールで出塁




1985年7月17日 カープ戦 初安打、初打点はセンター前へ




守備でも魅せてくれました。
92年から3年連続の「ゴールデンクラブ賞」


 

1994年7月26日 巨人戦にて通算1000本安打を達成!




1998年5月23日 横浜戦にて通算1500本安打を達成!


 

1997年9月23日 巨人戦にて延長戦11回サヨナラヒット
ナインにもみくちゃにされながらも、うれしさは計り知れなかったはず...




2000年4月19日 東京ドームでの巨人戦
先発は昨年までタイガースのユニホームを着ていたメイ。
因縁の対決とでも言うのか、虎ファンにとってはどうしても勝って欲しい試合だった。
7回まで1安打無失点で抑えていたメイだが、7回表に先頭のタラスコ選手に4ボール。
続く大豊選手にヒットを打たれ、バトル選手がバントで進塁させてチャンスを作ったが、
矢野捕手がピッチャーゴロで、サードランナー・タラスコ選手が飛び出していてタッチアウト。
せっかくのチャンスを潰すわけにはいかない、野村監督はここで桧山選手に代えて、
代打・和田選手を送り出した。
約1週間ぶりにバッターボックスに立った和田選手は、
元同僚の背中をセカンドから見ていたことを忘れはしなかった。
1球目はストライク、2球目はファウルと追い込まれながらも、
3球目を虎ファンが待つレフトスタンドフェンス直撃の2点タイムリー・ツーベースを放った。
これが決勝点となり、連勝。T2−G1
この日のヒーローインタビューで、きびしい状況下での自分の立場を話したが、
その顔にはうれしさがあふれていた。




2000年4月22日 甲子園での対ヤクルト戦
2回裏に新庄選手の2ラン、3回裏に広澤選手のタイムリーで先制をしたが、
先発のハンセル投手は、4回につかまり2失点、5回も1点を追加され同点。
途中で川尻投手にマウンドを譲った。
この日もスタメンからはずれた和田選手であったが、7回裏、矢野選手、バトル選手が
そろって出塁、秀太選手が送りバントで進塁させると、ピッチャーの打順で登場。
ヤクルト先発・石井一久投手相手にフルカウントからセンター前に逆転タイムリーヒット。
続く、坪井選手もタイムリーで2点目を追加、これが決勝点となりS4−T5と快勝した。
ほぼ満員のスタンドから「和田コール」が球場全体に響く中、
今シーズン初めて和田選手が甲子園のお立ち台に上った。
和田選手のタイムリーに賞賛を述べたアナウンサーの言葉を返すように、
8回の坪井選手のレフトファウルフライをフェンスにぶつかってもナイスキャッチ、
9回の秀太選手ダイビングキャッチの好守備を和田選手は賞賛した。
「代打は本当に難しいので、少しでも多く打席に立てるようにがんばっていきたいです。」
と今後の抱負を語った。
この勝利でチームは7年ぶりの7連勝。
「チームに勢いがありますので、明日も勝ちたいと思います。」
と和田選手の力強い一言に球場のボルテージは最高潮に達した。



2000年8月9日 神宮球場でのヤクルト戦

先発はラミレズ投手と山部投手。
山部投手、立ち上がりが不安定なのか先頭の吉田剛選手が4ボールで出塁。
2番セカンドの和田選手がセンター前にヒットを放ち、新庄選手の打席でダブルスチールを決め、
揺さぶりをかけると4ボール。1死満塁のチャンスに矢野捕手の2点タイムリーで先制。
しかし、ラミレズ投手も立ち上がりが不安定で、先頭打者を4ボールで出塁させると、
タイムリーと2ランで、あれよあれよという間に4失点。
「ありゃ〜、イヤな予感...」と初回から諦めていました。
2回は無失点と抑え、3回も2アウト満塁のピンチを迎えるが、なんとか無失点。
それでも、何か不安を感じた野村監督は、4回は山岡投手に代て、無失点。
5回には中込投手がマウンドに上がるが、いきなり4ボールとタイムリー、
自らのフィルダーチョイスもあり2失点とピリッとしなかった。
6回には福原投手に交代するが、これまたソロホームランを打たれ1失点。
どうも変化球が決まらなかったようだ。
さて、一方のタイガースは、4回に塩谷、桧山選手の連続4ボールで無死1,2塁のチャンス。
この時、桧山選手の打席の途中で雨が降り、約14分間中断。
なぜかヤクルト戦には雨がつきまわってしまう。
その後、ピッチャー交代して、代打で登場の根本選手にも4ボールで無死満塁。
吉田剛選手のサードゴロの間に1点追加し、和田選手が1,2回のヒットに続きタイムリーヒットで、
逆転タイムリー2点追加。
6回にもシングルヒットで4打数4安打の固め打ち。
8回に代打で出場の坪井選手がソロホームランで1点追加。
9回の土壇場で大豊選手のソロホームランで同点に追いつき、その裏、伊藤投手がサヨナラを阻止。
延長戦に入った10回表、また和田選手がヒットで出塁。新庄選手の犠牲フライでの1点が、
決勝点となりT8−S7と連勝した。




2001年7月11日 対横浜 横浜球場
9回、10人攻撃の口火を切ったのは、打撃コーチと二束のわらじを履く和田だった。
代打で先頭打者として打席に入り、左翼線へ二塁打。
2回以降、横浜リリーフ陣に抑えられた野手陣にカツを入れる一打となったが、
本人にとっても「苦しかったよ。いつかは出ると思いながらもね」と
今季24打席目にしてうれしい初安打となった。
7日にクルーズと交代で昇格。
抹消中は打撃指導をする一方で親子ゲームがあるときは
志願してファームの試合に出場した。そんな努力がようやく実った。



2001年7月17日 甲子園にての巨人戦
9回裏G2−T2
代打で出場の和田選手は敬遠で2アウト1,3塁
バッター・上坂選手が今季2度目のサヨナラタイムリー
和田選手は上坂選手に痛い祝福


2001年8月10日(金)のサンケイスポーツより
「桧山球団新記録の陰に和田あり」

(前略)解くカギはIDの積極導入にあった。
開幕からの連続試合安打記録『24』を持つ和田兼任打撃コーチに
配球面で教えを請い、頭にインプット。
確実に狙い球を絞れるようになった。
打席での余裕が、卓越した技術を生かす。
通算安打数(526)を上回っていた三振(570)が、
今季はまさに激減(47三振・86安打)した。和田もビックリの変身だ。

 「これまで打てない球を振っていたけど、今は絞れている。
結婚したり選手会長になったりで、いい方向で充実している。
今までとは姿勢が明らかに違うよね」

 藤村富美男、田渕幸一、掛布雅之、バース…。
猛虎の偉大な大打者が為し得なかった記録に到達した。
そして11日、単独トップの『27』に。(後略)


2001年8月18日 横浜球場での対ベイスターズ戦
桧山選手の急病のため和田選手が1軍復帰しました。
この日は出番もなく、チームも4番の不在で小宮山投手に完封負け。
翌19日、初回に3点先制したもののあっという間に同点にされた。
5回表の攻撃、反撃の狼煙(のろし)を上げたのは、先頭打者の沖原選手、
続くピッチャーの打順で代打で登場は我らがヒーロー・和田選手!
カウントを2−3に追い込まれるもバントでかわし、4ボールを選んで出塁。
1番・赤星選手は送りバントを決め、続く坪井選手は初球をデッドボール。
1アウト満塁とチャンスを広げ、3番・濱中選手がセンター犠牲フライ。
3塁の沖原選手がホームイン、2塁の和田選手も懸命に3塁へ滑り込み。
「まだまだ足は使える」とアピールする和田選手だった。
試合はこの1点が決勝点となった。


2001年8月22日(水)「サンケイスポーツ」より
沖原がスイングチェック…和田コーチがアドバイス

横浜3連戦では8打数2安打の沖原に和田打撃コーチから“メス”が入った。
フリー打撃を終えると、スイングのトップの位置を確認して
和田コーチから身振り手振りでアドバイスを送られた。
 
「(立てたバットの)ヘッドが(投手側)入り過ぎているということでした」と、沖原。
バットをやや寝かせ気味にして最短距離でボールを叩くように“微調整”。
現時点の打率は・225。
下位打線のキーマンとしてもう少しバットでチームに貢献したい。


2001年9月6日(木)「ISIZE SPORTS」より
和田、今季初タイムリーも喜び半減

 和田が今季初適時打。
8回代打で今季2安打となる二塁打を左翼線へ放ち、これが貴重な同点打となった。
「チームのムードが重くなっていたから。でも自分に一本出たからと言うよりも、
アレで勢いがつけば良かったんだけど…もう一息だった」
と、白星に結びつかず喜びも半減。

サンスポ「ダンカンの虎の通信簿」より
(前略)そして、本日唯一のタイムリーを放ったベテラン和田よ、
あの渋さが残ってるのに今季限りなんて言ったら
日本中の虎党が許しやしないかんね。
来季も現役だぞ!!


2001年9月13日(木)
対ヤクルト戦 YS2−T2の同点で迎えた11回の延長戦 
1アウト1,2塁の場面、代打で登場の和田選手はライトへヒットで勝利へつなげた
次のバッターは途中出場の田中秀太選手がレフトへ犠牲フライでサヨナラ勝ち

<野村監督のインタビュー>
(記者)和田が光りました
(野村監督) 「和田がよう、つないでくれた。
高津は和田を嫌がっているんや。
オレのヤクルト時代からそうやった」

<和田選手のインタビュー>
田中のサヨナラ打を呼び込んだのが、一死一、二塁で
代打で出場の和田だ。執念で右前に落とした。
 「あれで決まってくれればよかったんだけど。落ちてくれ、と祈ったよ」。
多くは語らなかったが、試合後は笑みがこぼれた。
今季、甲子園初安打だった。