−最後の勇姿−



6回 ショートゴロで凡退し、悔しさにバットをたたきつけた和田選手。
ベンチに下がったものの、何度も何度も起こる「和田コール」にベンチから出て
その度にファンの声援に応える和田選手の姿がありました。
コーチとしてベンチに下がった和田選手は、井川投手の好投にメガホンをたたいての声援!

試合は8回 先頭の今岡、カツノリ両選手がヒットで出塁するも、
和田選手の代わりにセカンドのポジションに着いた上坂選手が凡退、
続く代打のベテラン八木選手も大きなセンターフライで2アウト
続く沖原選手も三振に倒れて、いよいよ試合も大詰め。
井川投手の防御率トップになり、
また、長嶋監督にとっても有終の美を飾れるかの最終回。
井川投手に代わってマウンドに上がったのは福原投手。
先頭の川合選手を空振りの三振。
代打のマルティネス選手はライトへの大飛球で2アウト。
「後一人」コールの中、バッターボックスには仁志選手。
初球をサードゴロにしとめて、巨人0−5阪神で完封勝ち。
和田選手の1709回目の最終試合、長嶋監督の最後の試合最終試合は、
阪神タイガースの快勝となった。



長嶋監督に花束を渡す選手会長の桧山選手
レフト側スタンドからは「和田コール」
そして、ライト側スタンドからは「長嶋コール」が大球場に交差した。







和田選手の軌跡をのバックスクリーンに映し出される中
3人のお子さんたちは涙を流して見守った。
そして、両軍監督、コーチ、選手も静かにスクリーンの中の和田選手を見守った。

 

巨人 松井選手会長、3人のお子さん、そして、桧山選手会長からの花束贈呈

 

涙をこらえての最後のご挨拶...

和田選手あいさつ

昭和60年、入団1年目で先輩たちに優勝の喜びを教えてもらいました。
自分が現役のうちにもう一度優勝したい、後輩たちにあの喜びを教えてあげたい、
ファンのみなさんと思いきり喜びたい。
ここ数年、その思いだけで野球をやってきました。
「失意泰然」。この言葉をモットーに野球をやってきました。
志半ばで背番号6を球団にお返しするのは心残りですが、
私の夢を、後輩たちに託したいと思います。
これから強くなっていくタイガースで、後輩たちとともに頑張っていきます。
球団関係者、監督、コーチ、選手のみなさん、
日本一の球場を常に用意してくれた阪神園芸のみなさん、
陰ながら支えてくれた裏方のみなさん、マスコミ関係者のみなさん、
そして日本一、世界一の温かい応援をいただいて、
私自身に120%の力を出させてくれた阪神ファンのみなさん、
本当にありがとうございました。
17年間、阪神タイガーズ一筋の現役生活を全うできることを誇りに思います。
17年間、本当にありがとうございました。

阪神タイガース 和田豊

 
 


共に戦ってきた戦友一人一人に挨拶をする和田 豊選手
桧山、上坂、赤星選手の目には涙があふれていました。

 

「六甲おろし」が流れる中、「涙声の和田コール」が球場に鳴り響く中
和田選手はグラウンドを一周し、観客のみなさんに最後の挨拶
3塁側の巨人ファンも大きな声援を送っていました。

 
 

最後は選手全員による和田 豊選手の胴上げ
2度3度と宙に舞う和田選手に惜しみない声援、拍手が送られました。

 
 

ミスター・タイガース 和田 豊選手

「虎の意地」を後輩にたたき込んでください。

17年間 ありがとうございました。